2008年8月24日発行の「月刊社労士受験」創刊準備号にインタビュー記事が掲載されました。


2008年8月24日発行の「月刊社労士受験」創刊準備号において、所長・牧江重徳のインタビュー記事が掲載されました。
全国社労士列伝と題し、4ページにわたって掲載されております。以下インタビューをご紹介いたします。

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月刊社労士受験 創刊準備号表紙

月刊社労士受験 インタビュー記事リレーインタビュー全国社労士列伝

社労士は安定性と将来性に恵まれた仕事。
たゆまぬチャレンジ精神でいっそう明るい未来が開ける。

―最初に、こちらの事務所のプロフィールをお聞かせいただけますか。

牧江 職員は40名。そのうち社労士の有資格者は6 名です。特定社会保険労務士の有資格者は、所長の私以外にもう1人います。この人員配置でお客様の多様なニーズに対応できるよう、態勢を整えています。
現在、顧問先は300件あまりで、中小零細企業が大部分を占め、地元の西宮市を中心に、地域に根ざした事業を行っています。
開業時から行政書士事務所を併設しており、有資格者が職員のなかに3名おりますが、これは一般的にもよくあるケースだと思います。顧問先の会社を、社労士と行政書士の両面からサポートしているのです。

ISO規格の取得と介護事業の展開

―事務所の特色はどういったところにみられますか?

牧江 1年聞の準備期間ののち、2005年8月に情報セキュリティの国際認証であるISO27001 という規格を取得しました。社労士事務所では全国で4番目 、行政書士事務所では初めて。西日本では今でも唯一です。業務上、顧問先の機密情報や従業員さんの個人情報を扱いますので、情報保護に万全の体制を取っているわけです。

月刊社労士受験事務所所在地とは別の場所ですが、介護事業の会社を経営していることも、特色といえるかもしれませんね。ヘルパー派遣、デイサービス、小規模多機能型介護事業を展開しています。2000年に介護保険ができたとき、すぐ始めました。

―社労士の先生が介護事業を経営するとはユニークですね。

牧江 介護保険の実施によって、介護業界が大きく成長するに違いないと予測したのです。自分自身がその分野に身を置くことで実態がわかり、他社へのアドバイスやコンサルタントができるだろうと考えました。
スタートから8 年、この間に私自身も社会福祉士や介護支援専門員(ケアマネージャー)、介護福祉士の資格を取ってきました。経営者にそこまで資格が必要かと問われれば必ずしもそうではありませんが、職員が持っている資格を自分が持ってないのは嫌なんですよ(芙)。自分ができないことは人に求めない、というのが私の信条ですのでね。

―お客様の反応はいかがですか。

牧江 「こんな仕事をやってるんですよ」と話すと、「実は私もやりたいんだ」とおっしゃる方が何人もおられました。「ぜひやりましょう」と、開業までの相談にのりました。
私自身が実際に経営していますから、メリットやデメリット、問題点がよくわかる。そうして顧客が新規に介護の事業を始めると、また顧問先が増えるわけです。
介護の資格を持ち、実際に会社を経営しているというのは、介護関係の会社に大いにPRできます。つまり、新しい部門の開拓なんですよ。今後は福祉分野のコンサルテイング業を拡大していきたいと希望を持っています。

30年のおつきあいが続く顧問先も

―ところで、先生はどんな動機から社労士になろうと思われたのですか。

牧江 脱サラして事業主になりたい、自分の力でやってみたいと考えたんです。
31歳のときでした。女房と幼い子どもを2人抱えておりましたから、人生の中で、そのときの決断が一番苦しかったなと思います。
社労士を選んだのは、コンサルタントになりたかったからです。また、生活が成り立たないと困りますので、安定した収入が得られる資格、つまり顧問料の収入が見込める職種で開業したいと考えました。そうなると、社労士と税理士の二つしかありません。
実際に開業してみると、まさにそのとおりでした。社労士は非常によい仕事だと今でも思っています。

月刊社労士受験―最初の頃はどのようにして顧問先を開拓されたのですか。

牧江 脱サラするまでは建設関連企業の営業職でした。退職したとき、会社の総務部の人が協力業者を数件、紹介してくれました。あとは自分でポステイングをしたり、建設業者さんの名簿を見て1軒ずつ訪問しました。そうして少しずつ顧問先を増やしていったのです。
今、振り返ってみると、お客様はよく私を信頼してくれたものだなあと思いますね(笑)。まだ31歳で、世の中もよくわからないのに、よく顧問契約を結んでくださったものだと感謝の思いが湧いてきます。
その頃に開拓した会社とは、今でもおつきあいが続いているんですよ。若かった事業主さんが私自身と同じように年を取って、今では息子さんの代になったりしています。

従業員のいる事業所には、必ず社労士の仕事が生まれる

―30年の歩みの中では、さまざまな問題にぶつかったりもされたのでしょうね。

牧江事務所を経営していると、職員さんが独立したりして、退職することがあるんです。事業の運営上、そんなときが一番、問題になりましたね。新しい人材の補充、適切な配置、処遇をどうするか・・・。
顧問先企業も常にこのような人事労務関係で悩んでおられるんですよ。自分で人を雇用してみると、人を雇用している方の気持ちがよくわかります。
ですから、私どもの事務所では自らの体験を生かして、社労士の知識を中小零細企業に合うように加工して提供しているのです。教科書には載っていないノウハウが身についていますからね。

―体験を仕事に生かせるというのは社労士業の強みですね。

牧江 従業員を雇っていれば、必ず事業主はいろんな悩みを抱えています。人事・労務は永遠の悩みでしょうね。それを助ける社労士の仕事は永久になくならないといえます。

―社労士の仕事には、さまざまな強みや魅力があるんですね。

牧江 先ほども申しましたような、顧問先を得て安定した経営ができることもその一つですね。そのうえ、たとえば特定社会保険労務士のように、社労士の仕事の分野はこのところ着実に広がってきています。


月刊社労士受験私が30年前に開業したときは手続き代行的な部門が主体でしたが、企業が抱える問題が増えて、社労士が関わる分野も拡大してきているのです。
社労士資格を目指している普さんは、将来性に富んだ、非常によい分野に注目されていると思います。ぜひ頑張って試験に合格していただきたいですね。

 

 

営業的なセンスが開業には欠かせない

―受験生の皆さんにアドバイスをお願いします。

牧江 まずは頑張って合格を。そして合格後は、同期生や先輩を通してネットワークを作り、広げていくことが大切です。それが刺激にも勉強にもなります。
あと一つは、コンピュータに習熟すること。今の時代、コンピュータで仕事を確保することがきわめて重要です。特にホームページは不可欠ですね。お客様はどうやって社労士を選ぶかというと、ホームページしか手だてはないのです。
わかりやすくて、相談してみようという気持ちになるような、中身が充実して読みやすいホームページを作ることです。メーリングリストやブログも、積極的にやっていけばネットワーク作りに役立ちます。
また、合格後は開業するか、どこかの事務所に勤務するか、二つの選択肢があります。開業する場合には営業的なセンスが欠かせません。お客様のニーズに応えてアイディアがどんどん湧き出してくるような、創造力が求められるのです。
事務処理をじっくりやっていきたい方は、開業を考えず事務職員として働くほうが向いていますね。
社会保険労務士業務は今後ますます複雑になっていくことが予想されます。複雑になればなるほど社会保険労務士の活躍の場が創出され、プロとしてのビジネスチャンスが生まれてきます。
企業に対してのアウトソーシング業務を専門とする業務、もしくは賃金、労務管理等の専門分野にのみ特化する業務、あるいは年金等で個人に対する業務で社会保険労務士としての資格を生かしていくこともできます。
いずれにしても、一度しかない人生です。社会保険労務士の資格を取得し、この資格を生かし、10年後、20年後の自分にいったいどんな未来が待っているかを見てみたいと思う方は、ぜひチャレンジされることをお勧めします。


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